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ねぇ
by:名無し
ちぎれたその腕は腕 本 体 だ け で 僕の方へうごめいてきた。
器用に5本の指を動かして。
僕は悲鳴を上げて部屋を飛び出した
無我夢中で僕は走った
後ろからは聞こえて来る。
ガサガサと僕を追い掛けて来る腕の音が。
と、不意に僕の足が動かなくなる、震えが止まらない。
わかっていた、確実に後ろに い る。
そして後ろから声がした。
冷たい空気が全身を包む。
「 ね ぇ 、 私 の 腕 知 ら な い ?」
彼女に腕はなかった
気がつくと僕は病院にいた。
体が動かない。
そんな僕の傍に医者が来て言った
「 片 腕 が 無 く な っ て い ま し た 」
僕は彼女に取られたんだと思ったが、違った。
僕が無くした片腕を彼女は持っていたから
じゃあ僕を追い掛けて来たのは誰の腕だったのか。
とにかく恐怖から解放された僕は目を閉じた。
そして聞いてしまった。
ベッドの下から聞こえて来た声を
「 取 る 腕 間 違 え た 」
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